ウォーキングブリーチのよくある質問

ウォーキングブリーチについてよくある質問

通常のホワイトニングとウォーキングブリーチの違いは何?

通常のホワイトニング(オフィスホワイトニングやホームホワイトニング)は、生きている歯(生活歯)に対して行います。
歯の表面や内部にある色素沈着を、過酸化水素や過酸化尿素などの薬剤で分解・除去し、歯全体の明るさを引き上げます。
ウォーキングブリーチは、神経を取った後に変色してしまった歯(失活歯)に対して行うホワイトニングです。
神経を抜いた歯は時間とともに黒ずんだり黄色く変色してくることがあります。
その場合、歯の内部に薬剤(主に過ホウ酸ナトリウムなど)を入れ、仮封をして数日間放置することで、内側からゆっくりと漂白していきます。

どのような歯がウォーキングブリーチの対象?

ウォーキングブリーチは神経を取った後に変色してしまった「失活歯」に対して行います。
失活歯の変色は神経(歯髄)を取ったあと、血液や細胞成分が壊れてできた色素が、歯の象牙質にしみ込み、内部から黒っぽくなることで生じます。
また、失活歯は歯質が硬くなり、乾燥しやすくなるため、光の反射の仕方も異なります。そのため、色が沈んで見え、より一層「黄ばみ」や「グレーがかった黒ずみ」が目立ちやすくなります。
内部性の変色には、通常のホワイトニング剤が届かないため、歯の内部に薬剤を直接入れて内部から漂白するウォーキングブリーチが必要となります。

ウォーキングブリーチは1回でどのくらい白くなる?

ウォーキングブリーチは1回の治療でもある程度白さが実感できることが多いですが、その効果の程度は変色の原因や歯の状態によって大きく異なります。
外傷による変色や長年放置された失活歯は色素が深く染み込んでいるため、より回数がかかることが多いですし、比較的早期の変色や軽度の黄ばみであれば、1回で十分効果が出るケースもあります。
1回の治療でワントーン程度の明るさの実感が目安になります。
また、白さを追求しすぎると逆に透明感を失った不自然な色になってしまうこともあるため、歯科医師と相談しながら自然で健康的な仕上がりを目指すことが大切です。

ウォーキングブリーチの施術回数はどのくらい必要?

1回で効果を実感できる場合もありますが、2~4回程度の施術が必要になる場合もあります。
軽度の黄ばみ(早期変色)なら1回程度、中等度の変色(数年経過)の場合は2~3回程度、重度の変色(外傷や古い変色)の場合は3回以上の治療が目安です。

ウォーキングブリーチの効果はどのくらい持続する?

ウォーキングブリーチの効果は数年単位で持続することが多いですが、永久的なものではありません。一般的には3年〜5年程度が目安です。
色戻りをしてしまう原因は、失活歯の歯の中の代謝活動がないため水分が失われやすくなっていることです。
しかし、数年後に色が戻ってきたとしても、再度ウォーキングブリーチを行うことは可能です。
以前より短い回数で白さが戻るケースも多く、比較的簡単にメンテナンスできるのがこの治療法の利点です。

ウォーキングブリーチ後の歯の強度に影響はある?

はい、あります。
薬剤が歯の内部に浸透するため、歯の強度に若干の影響が出ることがあります。
失活歯(神経が死んだ歯)は神経や血管がなくなることで歯の内部の水分や栄養供給が途絶えてしまっているため、歯質が乾燥し、弾力性が低下し、生活歯に比べて割れやすくなっています。
過度に漂白を繰り返した場合は、歯がもろくなるリスクが高まるため、治療後は定期的なチェックや適切なケアが重要です。

治療後に再び歯が変色することはある?

はい、あります。
失活歯(神経が死んだ歯)は内部からの変色が起こりやすく、漂白効果が時間とともに薄れることがあります。
また、飲食物や喫煙、加齢なども変色の原因となります。
再変色を防ぐためには、定期的なメンテナンスや適切な口腔ケアが大切です。
必要に応じて再度の漂白や、被せ物で色調を安定させる方法も検討しますので、ご相談ください。

ウォーキングブリーチはどのくらいの期間で効果が現れる?

ウォーキングブリーチの効果が現れる期間は、一般的に治療開始から1~2週間程度です。
薬剤を歯の内部に入れて密閉し、数日に一度薬剤を交換しながら徐々に漂白を進めます。
症例や変色の程度によって異なりますが、多くの場合、2週間以内に目に見える白さの改善が実感できます。
ただし、重度の変色や歯の状態によっては、複数回の処置や補助的な治療が必要になることもあります。
治療期間中は歯科医師の指示に従い、適切に管理することが大切です。

ウォーキングブリーチ治療後に歯の色ムラが出ることはある?

はい、あります。
薬剤が歯の内部に均一に浸透しない場合や、歯質の状態や変色の原因によって漂白効果に差が出ることがあるためです。
また、神経のない歯は内部構造が複雑なこともあり、ムラができやすいことがあります。
当院ではそういったことを防ぐために、経験豊富な歯科医師が歯の内部の清掃・乾燥状態の管理など、細かい手順を丁寧に行い、薬剤が均一に作用するように調整しています。

ウォーキングブリーチは以前に他院で治療した歯でも対応できる?

はい、以前に他院で治療した歯でもウォーキングブリーチは対応可能です。
ただし、治療内容や歯の状態によっては適さない場合もあります。
歯の内部の状態をしっかり評価した上で、安全かつ効果的に漂白できるか判断しますので、まずは歯科医師に相談して適切な検査を受けることをおすすめします。

ウォーキングブリーチ後にさらに白くしたい場合、追加治療は可能?

はい、ウォーキングブリーチ後にさらに白くしたい場合は追加の治療が可能です。
ただし、過度な漂白は歯の強度や健康に影響を与える可能性があるため、歯科医師と相談しながら適切な回数や方法を選ぶことが重要です。
また、患者様の理想の白さが再現できない場合、色の安定や歯の保護を考慮して、補綴物(クラウンやラミネートベニア)での治療をご提案することもあります。
患者様の歯の状態によって適切な治療をご提案しますので、まずはご相談ください。

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