

プラスチックだけでは歯の咬み合わせの力によってすぐに割れてしまいますが、セラミックと混ぜることで高い強度を実現することができました。
もちろん自費で用いられるセラミックの被せ物に比べると強度や色味の正確性は劣りますが、価格的には大幅に安価となり、周囲の歯と調和したものを入れることができます。

金属である銀歯は経年劣化で腐食し、金属成分が体内に溶け出してしまいますが、CAD/CAM冠にはそういったことが起こらないので、金属アレルギーの心配がありません。
また、セラミックは虫歯の原因となる歯石・歯垢が付着しにくいといった特徴のある素材なので、清掃性が良く、虫歯が再発しにくい被せ物と言えます。


そのため歯と被せ物の間に隙間ができてしまい、そこから菌が入り込み、虫歯が再発してしまうことがあります。
成人の虫歯のほとんどが、この銀歯からの再発だと言われています。
また、虫歯が深く、神経をとってしまった歯に被せ物をしている方もいらっしゃるかと思いますが、神経がない歯でも虫歯にはなります。神経がない分、虫歯が進行しても痛みが出ないので気付かず、抜歯になってしまうケースも多くあります。

また、銀歯のある歯の歯肉が黒ずんで見えることがありますが、これはメタルタトューと呼ばれる症状で、銀歯の金属成分が溶け出し歯肉に移ってしまうことで生じます。健康な歯肉の色を取り戻す場合は外科的処置で歯肉を切除する必要があります。


治療する歯が上下4番・5番の歯、
もしくは7番目の歯が上下4本残っている場合の下の6番目の歯
また、7番目の歯が残っていても、噛み合わせや喰いしばりなどの影響で適応できない場合もあります。
保険適用外の歯を、白い歯にしたい場合、当院ではセラミックをお勧めしていますが、保険適用と同じ工程で作成する自費のCAD/CAM冠も取り扱っております。
保険適用の物と比べると費用は上がりますが、オールセラミックに比べるとぐっと費用を抑えることができます。
医師の診断書をお持ちの金属アレルギーの方は上下の4・5番目に加え上下6・7番目の歯も保険適用に
ただし、金属アレルギーをお持ちだということを証明する医師の診断書が必要となります。
詳しくは当院にご相談ください。
